唯一結婚したいと思った人
デヴィッド・ボウイが亡くなりましたね。
ああボウイ。
私の青春。
決して「一番好き」な存在ではなかったけど、私の心の旦那様。
あなたはもう、この世界にいないのね。
むかーし、まだ私が高校生の頃スタジオボイス(だった気がする)で、
ボウイが「世界で一番努力した凡人」と称されていて、
ああそれは言いえて妙だ、と思った記憶がある。
ほぼ日のコラム「今日のダーリン」2016年1月13日分を読んで、そんな事を思い出した。(ピアノを愛し、ピアノに愛された女、矢野顕子)
ボウイはただひたすら、音楽と己を愛していたような気がする。
知らんけど、そんな気がする。
愛されていたとしたら「時代と観衆に」であるよな。あの方は。
あんなに美しい人が、もうこの世にいないのだ。
世界は一秒だって、同じじゃないのだ。
これでいいのだ。
安らかに、美しく、お休み下さい。マイダーリン。
お前は解放されている
的な意味になるんですかね?(英語の成績万年3(5段階評価))
あ、今日のオススメ曲の話です。
突然アイドルと全然関係ないジャンルにすっ飛びますが。
いやね、私の中では押しも押されぬアイドルでありますが、ファラオ師匠。
以前も書いた通り、忙しくてですね。
そしてちょっと仕事でジャズを勉強しなけりゃなりませんで、色々一通り聞いてたんですが。
色々バージョンがあるこの曲ですが、このライブバージョン、至福。
興奮しすぎて涙が出ます。
サックスも本人も、魂の底から吠えてます。
お前は解放されている。
癒されたり、休まったりするんじゃなくて、こう、大気圏を無理やり突き抜けるように無理を通したい時。
あと一歩抜けたい時に聴くと、めちゃくちゃ勇気が出ます。
仕事は、自分らしくセクシーにやり通そうぜ。
みたいな呟きを以前ツイッターで見て、そんな気持ちで日々の流れに乗っております。
しかし熱いねー。
夏が来るぜ。
- アーティスト: PHAROAH SANDERS ファラオ・サンダース
- 出版社/メーカー: KTI
- 発売日: 2015/04/22
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しゃいにーと非しゃおるの心地よい関係
もうね、あれよあれよ、それよそれよと。
それはどれだと。
そんなん言ってる間に一ヶ月が経過しておりました。
いやー、忙しくて。
洗濯機回す暇もないほど忙しくて、開設早々いきなりの放置プレイに処してしまいました、当ブログ。
しかし忙しいさなかでもゆる〜くKドルは追いかけているわけで、
そんな中早くも私的「今年一番かもしれない…」候補の曲が上がってまいりましたので。
それだけを記しに、ひいこら言いながら参上した次第。
こちら!↓
しゃいにーさんのびゅーでございます。
やーこれホントいい曲だ。
音数もメロディーも抑え目でオシャレ。
何気無く着てる服だけど、実は素材も縫製も超一流、みたいな大人の抜け感がありんすね。
渋めのこの曲を活動曲に持って来るあたりにしゃいにーさんの強さというか、大物の余裕を感じます。
アルバム単位で聴いても、とてもよく出来てる。
しゃいにーさんのアルバムは毎回ホントに捨て曲がなく感心しているのですが、今作も素敵です。
Kぽに興味のない、大人の視聴にも耐えうる強度がある感じがします。
アーバン、とかサバービア、とか、そんなキーワードが過ぎります。
あとは、夏ね。
MVもそうなんだけど、音的に「子供が夏を目いっぱいに満喫している」というよりは、「大人の限りあるサマーバケーションの悦楽と寂しさ」みたいな雰囲気でしょうか。
終わりがあるから輝く。大人はパーティーの切り上げ時を知っている。
そんな「大人の夏の悪ふざけ」を思わせる様なアートワークもとても素敵です。
しゃいにーさんの凄い所は、テンションが落ちないところだと思います。
いや本人たちがハイテンションな性格とかいうのではなく(もしかしたらハイテンションなのかもしれないけど)、「Shinee」であり続けるためのキープ力が尋常じゃないというか。
しゃいにーさんって本当に曲に恵まれている感が半端じゃないですが、突き抜けるほどの良い1曲に恵まれたアーティストが陥りそうな「超えられないあの名曲現象」って、しゃいにーさんには無いんじゃないでしょうか?
しゃいにの活動曲ってどれも本当にいい曲だし、きちんと「大人になる手順」を踏んでいる感じがある。
変な例えですけど、綿のパンツはいてた小さな女の子が少しずつ大きくなって、成長とともにね、ちょっと可愛いパンツはいてみたり、初めてのデートの日は少しだけ背伸びしたパンツ履いてみたり、年齢や自分の成長に合わせて、自分にぴったりの下着を選ぶような(書いてて思ったけどこの例え別にパンツじゃなくても大丈夫でしたね)。
そんな現在性がしゃいにーさんにはあるなぁ…などと毎度カムバの度にうっとりするわけで。
まさにコンテンポラリー。
だから今回の曲なんかも、ちょっと大人のしゃいにー!素敵!少し切なくてそれがまた最高!ってしゃおるでもないのに手離しでベタ褒めしてます。
で、そういう「歳をへてなお素敵なしゃいにー」をコンスタントに出してくるあたり、ご本人達も周りのスタッフさんらも、しゃいにーが素敵でキラキラなしゃいにーとしてある為に、ものすごく汗水たらして頑張ってるのだろうなって。
たとえば私はジョンヒョンの声を天使の歌声だと思っていますけども、あの歌声だってダンスだって、きっと血を吐くような努力の賜物なのでしょうし。
あとは、私が好きなアイドルの要素の一つに「盛られっぷりの良さ」があります。
私が愛してやまないパフュームなんかもそうなんですが、コンセプト、衣装、曲、詩、ダンス、クリエイター達がどしどしと彼らの上に、器がいっぱいになるまで乗せて行く。
それを、先述の汗水の努力などちらりとも見せずに涼やかに消化してみせる。
そんなんをね、やってのけてしまうアイドルさんがとても好きで、その点においてしゃいにーさんは、まさにキープ力の変わらないただ一つのアイドル、的なところにいると思います。
アイドル、の意味を回復しつつ刷新してゆく、稀有な人達です。
まあ何が言いたかったかってぇと、viewホントに素敵だよね。
この季節にぴったりで、退社時バスに揺られて夕焼けを眺めながら、有給に思いを馳せつつ聞くviewなんて、最高に最高なのです。
できるだけゆっくり、大人になってよね。
- アーティスト: SHINee
- 出版社/メーカー: SM Entertainment
- 発売日: 2015/06/05
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豆N
何はなくとも、6人寄り集まってわちゃっとしてるだけで世界平和レベルで可愛いびくすさんたち。
はぁ…世界平和…
平和の象徴そろそろ鳩からびくすに変えよう…?
生粋の腐女子である私、びくすのカプは総当たりで食べられます。
どんな取り合わせが差し出されても皿ごと丸呑みです。
年季の入った腐女子は胃袋もメンタルも強靭(雑食ともいう)。
そんな中でも私がとんと目のないカップルがこちら。
豆N(ホンビン×エン)
やだもうちょうかわいい、えんちゃんが構いに行って豆がいやーんてなるけど結局えんちゃんのこと大好きで目が覚めてえんちゃんがいないと「えにょーん?」って探しちゃう豆マジ息子すぎて世界平和、こんなかわいいカップルどこを探してもおらんぜよ…
としみじみしていたら、最近どうやらドマイナーであるらしいと気付きました。
何で…?こんなに可愛いのに…?
世界平和ぞ…?(何)
(あと前から思ってたけど、ホンビン君変わった服があんまり似合わないよね)
まあ関係性はざっくり↑に書いた通りなんですけど、豆Nは本当にいい。
なんていうんでしょうこのライトなBL感、まだ自分が腐女子だと気が付く前に、教室で男子たちがふざけあってるのを見て密かにドキドキしていた若かりし頃を思い出します(もう何十年も前の話ですね…)(遠い目)
限りなく「+」に近い「×」な感じが私の心の甘酸っぱいスイッチ(何)をね、ぐいぐい押して来…
とか油断してたらこれだもの。
ライブでこの豆Nダンスコーナー大阪で見た時、背骨が下から一個一個ボボボボーン!!って爆発して背中からベロンと裂けて死ぬかと思いました(壮絶)
(しかも選曲がブリちゃんの「toxic」とか…チャハギョンおま…ホント…)
このように突如色っぽさを出してきて突然こちらを困惑させる事でも定評のある豆N。
また豆がたまに醸し出す「悪そさ」がいいんですよねぇ。
お花と写っているのにそこはかとなく漂う、サイコ野郎感。
ぞくぞく来ます。
toxicやったんだから、次はもう豆Nでこれやったらいいんでない??
せっかくサイボーグコンセプトもある事だし!!
はあ耽美…幸せで泣けてエロい…ビヨーク最高…
私が億万長者だったら札束で代表のほっぺたぶっ叩いて豆Nで撮らせるのに…(やめろや)
(ブログ内画像お借りしました)
- アーティスト: Bjork
- 出版社/メーカー: One Little Indian
- 発売日: 1997/09/22
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この一曲番外編・「幸福な錯覚」について(の前振り)
えんちゃんに踊って欲しいシリー…
って早速こればかりの更新で申し訳。
今回はちょい長なので、3回目にして早くも番外編扱い。
変態的な妄想を炸裂させる予定。
とりあえず曲はこちら。
ダンスも何もあるか的な静かな曲ですが、えんちゃんなら何でも踊りこなしてしまうだろうと信じて(盲目)
レヌビアンはカメルーンとフランスのハーフ姉妹デュオで、ジャンル的にはR&Bに分類されるようです。
が、それだけでは収まらないどことなく不思議な土着感と浮遊感があって、いなたくて耳に心地よい音色です。
フランス語って気持ちいいね。
んでこの曲、どうやらセネガル人の歴史家シェイク・アンタ・ジョップの事を歌っている模様。
アフリカ史を研究された方らしいです。セネガルにこの方の名前がついた大学もあったり。
私はフランス語が1ミリも読めないので歌詞を丸ごと翻訳機に突っ込んだところ、彼の功績を讃えて「Immortal=不死の」という事、のようです(相変わらず全てがあやふやですみません)。
シェイク、は恐らく名前でしょうけども、エキサイト翻訳だと「族長」になって、結果「不滅の族長」とか訳されてて、その辺りもロマンチックです(これも後日ちゃんと調べますね)。
曲も、歌とも語りともつかない不思議な旋律が「伝承」感たっぷりで素敵です。
話はえんちゃんに戻りまして。
これは人種差別の裏返しっぽくてちょっと表立って言いづらいのですが、私はえんちゃんの褐色肌が、もう本当に好きで好きでたまらないんです。
最近は海外のびょるぴから、メンバーによるえんちゃんの肌色いじりについて色々指摘もあるようで、まあそらそうだよなぁとは思いつつその反面、彼があの肌の色である事をめちゃくちゃ愛してしまうこの心情。
中々に複雑。
好きだからってなんでもかんでも口に出していいものでもないですし。
(当然、色が黒いから好きってわけではなく、えんちゃんの全部が好きだから黒い肌も好き、なわけですが)
と、前置きをしたところで、ここからが不穏な妄想の幕開けです(長い)。
日本の民族学者、折口信夫が大好きでよく解説本などを読みます(原典はややこしいのでたまに覗く程度)。
その中でもたまらなく心惹かれるものに「まれびと論」があります。
まれびとは、「稀人」です。
折口さんの説を超絶ざっくり書くと、稀人は南洋、遥か南の海からやって来て民に幸福をもたらす神様、のこと。
さらには、定住しない旅人やお遍路の僧侶、流しの芸能者なんかも含んだ「概念」です。
そして芸能者は被差別人種でありつつも、古代においては神様と通じることの出来る聖職でもありました。
(かなり私の解釈でねじ曲がっております)
(そしてこれもおいおい、もっと勉強して詰めていきたい話です)
私はえんちゃんのダンスに「稀人」を見るのです。
南の国からやってきた、褐色肌をした神様の使いの踊り子。
人々に幸せをもたらすためにその身に神様を憑依させる、可愛らしくもどこか怖い、よりしろ。
彼が踊りながらふと見せる、虚無の顔。
それは当然錯覚です。
だけどこれはとても幸福な錯覚で、それを観客に見せることの出来る人は、やっぱり芸能者として凄い才能の持ち主だと思うのです。
(画像お借りしました)
って南洋飛び越えちゃいましたけど、遥かアフリカの歴史を探り当てた「不滅の族長」を讃えて踊る、神様の子供。
しゃらしゃら、金銀の装飾具など身に纏って。
それを想像しただけで、うっとりしてしまいます。
ね?変態っぽいでしょ?(そうだね)
そしてものすごく暴力的な妄想!
パーソナリティとか一切無視!(まあどちらにせよパーソナリティはわからんけど)
だってねぇ、「褐色の肌に神様を見る」なんていくらかっこつけた書き方したって、要するに見た目のみで妄想してるわけだから。
だけど個人ブログだから許して!
まあしかしダラダラと書き連ねましたけど、とっても綺麗で大好きな曲なので、ぜひ一度。
「幸福な錯覚」については、また詳しく書きたいと思います!
- アーティスト: Les Nubians
- 出版社/メーカー: Higher Octave
- 発売日: 2003/02/18
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- 作者: 中沢新一
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- 発売日: 2008/05
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定期コーナー(予定)「えんちゃんに踊って欲しいこの一曲」
全私に好評につき俄然定着させる気マンマンの当コーナー。
2回目の選曲はこちら!
世代がムンムンに滲み出る選曲ですが、発売当初ジーンズか何か(あやふや)のCMソングにもなっていたので、聞き覚えのある方もいらっしゃるのでは。
歌詞も色っぽいんですよねぇ。
和訳されてる方がいらっしゃったのでペタ。
http://fendior.blog85.fc2.com/blog-entry-1119.html
この深々と沈み込むようなリズムでね、「I just wanna be a woman」ってね…そんな曲でえんちゃんが踊るとかね…(想像)…あ、もう駄目死ぬ…(毎日楽しいです)
こんなことばっかり考えててマジえんちゃんには申し訳。
女の子が男の子の言葉で歌ったり、男の子が女の子を演じたり、そういう類の物が大好物なタイプの変態です。
「私は誘う女なの」
(画像出典元:画像内)
ていうか!(刮目)
そういえばHEX SIGN大阪公演でこの曲かかったんですよ一瞬!
なんだったか、セクシーダンス披露コーナー的な場面で。
そしてこれで踊ったのが誰だったのかも最早記憶の彼方で(全てがあやふや)
スタッフさんわかってらっしゃる…さてはNペンね…?
というわけで必死こいて
「ああ…この曲で踊るえんちゃん綺麗だったなぁ…尊い」
と毎日必死で脳内補完しております。
- アーティスト: Portishead
- 出版社/メーカー: Polygram Records
- 発売日: 1994/10/17
- メディア: CD
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定期コーナー(になるかもしれない)・「えんちゃんに踊って欲しいこの一曲」
その名の通り、「えんちゃんがこの曲で踊ったらさぞかし堪んねぇに違いねぇ…ゲヘヘ…」って私がなるだけの自己満コーナーです!
いやもうね、私のあいちゅーんさん内に作成された「えんちゃん」なるプレイリストが充実の一途を辿っている毎日で(マジキチ)。
その変態加減をちょこちょこ零していきたいと思います。
記念すべき一曲目はこちら!!
ピーターガブリエル御大です〜。
のっけから趣味全開で申し訳。
ていうか、私がえんちゃんに日頃抱いている変態的な思いが滲み出てて我ながらやだ!(⌒▽⌒)
けどえんちゃんは、こういう薄暗い呪術的なのが似合うと思うんです!!!
それにしても変なMVだ。