すべて君に宛てた手紙

隣国ドルとそれにまつわる妄想等

しゃいにーと非しゃおるの心地よい関係

もうね、あれよあれよ、それよそれよと。
それはどれだと。
そんなん言ってる間に一ヶ月が経過しておりました。
いやー、忙しくて。
洗濯機回す暇もないほど忙しくて、開設早々いきなりの放置プレイに処してしまいました、当ブログ。


しかし忙しいさなかでもゆる〜くKドルは追いかけているわけで、
そんな中早くも私的「今年一番かもしれない…」候補の曲が上がってまいりましたので。
それだけを記しに、ひいこら言いながら参上した次第。
こちら!↓

しゃいにーさんのびゅーでございます。

やーこれホントいい曲だ。
音数もメロディーも抑え目でオシャレ。
何気無く着てる服だけど、実は素材も縫製も超一流、みたいな大人の抜け感がありんすね。
渋めのこの曲を活動曲に持って来るあたりにしゃいにーさんの強さというか、大物の余裕を感じます。

アルバム単位で聴いても、とてもよく出来てる。
しゃいにーさんのアルバムは毎回ホントに捨て曲がなく感心しているのですが、今作も素敵です。
Kぽに興味のない、大人の視聴にも耐えうる強度がある感じがします。
アーバン、とかサバービア、とか、そんなキーワードが過ぎります。
あとは、夏ね。

MVもそうなんだけど、音的に「子供が夏を目いっぱいに満喫している」というよりは、「大人の限りあるサマーバケーションの悦楽と寂しさ」みたいな雰囲気でしょうか。
終わりがあるから輝く。大人はパーティーの切り上げ時を知っている。
そんな「大人の夏の悪ふざけ」を思わせる様なアートワークもとても素敵です。

しゃいにーさんの凄い所は、テンションが落ちないところだと思います。
いや本人たちがハイテンションな性格とかいうのではなく(もしかしたらハイテンションなのかもしれないけど)、「Shinee」であり続けるためのキープ力が尋常じゃないというか。
しゃいにーさんって本当に曲に恵まれている感が半端じゃないですが、突き抜けるほどの良い1曲に恵まれたアーティストが陥りそうな「超えられないあの名曲現象」って、しゃいにーさんには無いんじゃないでしょうか?

しゃいにの活動曲ってどれも本当にいい曲だし、きちんと「大人になる手順」を踏んでいる感じがある。
変な例えですけど、綿のパンツはいてた小さな女の子が少しずつ大きくなって、成長とともにね、ちょっと可愛いパンツはいてみたり、初めてのデートの日は少しだけ背伸びしたパンツ履いてみたり、年齢や自分の成長に合わせて、自分にぴったりの下着を選ぶような(書いてて思ったけどこの例え別にパンツじゃなくても大丈夫でしたね)。
そんな現在性がしゃいにーさんにはあるなぁ…などと毎度カムバの度にうっとりするわけで。
まさにコンテンポラリー。
だから今回の曲なんかも、ちょっと大人のしゃいにー!素敵!少し切なくてそれがまた最高!ってしゃおるでもないのに手離しでベタ褒めしてます。

で、そういう「歳をへてなお素敵なしゃいにー」をコンスタントに出してくるあたり、ご本人達も周りのスタッフさんらも、しゃいにーが素敵でキラキラなしゃいにーとしてある為に、ものすごく汗水たらして頑張ってるのだろうなって。
たとえば私はジョンヒョンの声を天使の歌声だと思っていますけども、あの歌声だってダンスだって、きっと血を吐くような努力の賜物なのでしょうし。

あとは、私が好きなアイドルの要素の一つに「盛られっぷりの良さ」があります。
私が愛してやまないパフュームなんかもそうなんですが、コンセプト、衣装、曲、詩、ダンス、クリエイター達がどしどしと彼らの上に、器がいっぱいになるまで乗せて行く。
それを、先述の汗水の努力などちらりとも見せずに涼やかに消化してみせる。
そんなんをね、やってのけてしまうアイドルさんがとても好きで、その点においてしゃいにーさんは、まさにキープ力の変わらないただ一つのアイドル、的なところにいると思います。
アイドル、の意味を回復しつつ刷新してゆく、稀有な人達です。


まあ何が言いたかったかってぇと、viewホントに素敵だよね。
この季節にぴったりで、退社時バスに揺られて夕焼けを眺めながら、有給に思いを馳せつつ聞くviewなんて、最高に最高なのです。

できるだけゆっくり、大人になってよね。



4集 - Odd (Version B)(韓国盤)

4集 - Odd (Version B)(韓国盤)